働けど、はたらけどなお、
わがくらしらくにならざりぢっと手を見る(T_T)
資本主義自由社会における悲哀を喝破しているけど、石川啄木のクズエピソードは枚挙にいとまがないw今で言うところの、リムジン・リベラルの戯言であったりします。当時で言う底辺層から見ても、今の底辺層からしてもフザケンナ!な暮らしぶり。ただ、おまいうだけど、世の真理をついてるんですね。悔しいし、何の慰めにもなりませんが。
働けど、はたらけどの人たちから見る株式市場
グラフは、1978-2020年の最低賃金と、日経平均(日本における優良企業)の関係を表したものとなります。最低賃金労働者が、日経平均1単位を買うために必要な労働時間(hour)を表したものです。
ちなみに、期間における最低賃金の伸び率平均は2.6%でした。日経平均の上昇率の平均は6.0%となります。やっぱり、r > g の関係は不変みたいです。
日経平均1単位を買うのに必要な労働時間は平均で27時間
マジもんのバブル期(1980-90年代)を除きますと最低賃金で働いたとして大体3日分で推移しています。これの意味するところは、3日分のお金をなんとか捻り出せればプチブル労働者への扉をノック出来るとは言わないまでも、ある程度経済状況は改善できるということです。
実際に買うとするならば、TOPIXだとかMSCI世界株式指数の方がオススメかな?最近は、天引きされる割合が増えているので実際はもっと厳しいとは思いますが。少なくとも、最低賃金労働から抜け出せないとなるとそれを抜け出す手段って、やっぱり資本への投資しかないと思います。出来れば両輪で頑張らないといけないところですが。経済状態の改善という観点で見れば、底辺層(≒最低賃金層)ほど、資本効果の割合は大きいですね。それ程までにr > g。
ただ、底辺層(≒最低賃金層)が爪に火を灯す思いで金融資本を増やしたところでたかが知れているので、金融資本の増加をしつつ、人体資本(労働力)を高く買ってくれるところを探したいところです。
それでも限りなく広がる格差
少なくとも下の上くらいの労働者…雇用は安定しているけど生活はカツカツな人たちは何とか逆転出来るとは思いますが、日経平均に採用されるような企業、もっと言えばTOPIXのコアに採用されるような企業に勤める人…安定した雇用と賃金(最近は分かりませんが)かつ、持ち株(ハイリスクですが)の人達との差を埋めるのは厳しいですね。
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