大麻(マリファナ)ビジネス
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日本でご禁制なのは言うまでもないです。あの手この手で密輸入・売買したり、栽培したり、中には小鳥の餌から発芽させると言う涙ぐましい人もいたり、そしてたまに捕まってニュースになったり。
その一方で、国によっては医療用、嗜好用として許可されていたりもします。嗜好品と言えば、煙草やアルコールは駄目で大麻はOKという国も。(主に中東)
医療用、嗜好用として許可されている国や地域では、それをオモテの商売として飯の種としている個人や企業があり、企業によっては資本市場で資金調達…つまり株式を上場していたりします。
ウラ商売として地下に潜らせる位なら、オモテの商売でキッチリ管理して雇用や税収を確保しようと言う考え方なのでしょうか?
大麻(マリファナ)関連株と、それらに投資するETF
特定の国の市場全体に投資するETFを購入すると、極々一部こういった企業の株にも投資することになるのですが、年金基金等的にはOKなのか気になる所です。兵器やギャンブル、煙草等、たまに問題に上げる輩がいるので。
日本人の感覚だと信じられないですが、マリファナ(大麻)関連企業の株式、そしてETFが上場されて日常的に取引されています。しかも一時期人気化していた事もあって、凄まじいパフォーマンスを上げていました。
Unfortunately, we could not get stock quote HMMJ this time.
HORIZONS MARIJUANA LIFE SCIENCES INDEXと言う指数(主に北米に上場する株式で構成)に連動するETFを見てみますと、ナカナカ値動きが激しくてワクワクします。個別銘柄に注目するともっとワクワクするかも?
代表的な構成銘柄を挙げてみますと、
TSE:ACB 1,01 -0,10 -9,01% | 医療用大麻の生産・販売。 |
TSE:APH 15,15 -0,55 -3,50% | 医療用大麻とヘンプオイルの生産・販売。 |
TSE:WEED 2,78 -0,06 -2,11% | ティッカーシンボルがそのまま。 |
GWPH 218,96 0,00 0,00% | 製薬 : 癌などの病気による疼痛を緩和する製剤の開発・販売。 |
SMG 73,23 -1,60 -2,14% | ガーデニング用品の販売。
関連といえば関連なのでしょうか? |
INSY 0,29 +0,03 +11,96% | 製薬 : 癌などの病気による疼痛を緩和する製剤の開発・販売。 |
ZYNE 0,43 +0,01 +2,04% | 製薬 : 癌などの病気による疼痛を緩和する製剤の開発・販売。 |
Unfortunately, we could not get stock quote CVE:MJN this time. | 医療用大麻の生産・販売。持株会社。 |
Unfortunately, we could not get stock quote OTCMKTS:OGRMF this time. | 医療用大麻の生産・販売。 |
TSE:CMED 27,00 -1,50 -5,26% | 医療用大麻の生産・販売。 |
主としては医療用大麻の生産・販売会社、疼痛管理の薬品製造・販売会社が多いです。現状としては嗜好用を対象とした企業は無いようです。流石に上場への壁は厚い?今後、大麻解禁への動きが加速すると、そう言った会社が上場する事も十分に考えられます。
大麻(マリファナ)関連株投資のリスク
リスクに関して見てみますと、
1, 他の企業と同様のリスク
生産会社は他の作物と同様のリスク・・・天候、収穫高
製薬会社については他の製薬会社と同様のリスク・・・許認可、薬価、薬害訴訟
許認可関連のニュースが流れると大きく値が動くことが多いです。
2, 法令リスク
国や地域によって医療用、嗜好用と許可の程度は様々ですが、医療用大麻については生産や販売については厳しい規制(法律や、上場基準)が設けられており、企業はそれを遵守しなければなりません。個別企業の法令リスク、法令自体が変更されるリスクがあります。
3, 流動性リスク
現状としては企業、市場共々成長途上?で、マーケットとしては大きくない為、大きな資金の流出入で思わぬ損失(利益の裏返し)を被るリスクがあります。個別企業を見てみると、ちょっと財務的に厳しいかなあという企業もチラホラと。
やはり法令周りのリスクが気になる所です。
投資対象としては?
総じて見るとかなりハイリスクな投資対象ですが、ポートフォリオの一部に組み入れるのもご一興だと思われます。個別でギャンブルをするも良し、ETFで分散するも良し。
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