巷には廃墟マニアと呼ばれる種族がいるそうですが、
良い意味でも悪い意味でもゾクゾクした自分は結構その気があるんじゃないだろうかと思いました。
松尾鉱山は19世紀から高度成長期の1970年代までに現在の岩手県八幡平市にかつて存在した硫黄・黄鉄鉱の鉱山で、
最盛期には東洋一の産出量を誇っていたそうです。
そんな松尾鉱山も、安い輸入品や、脱硫設備の副産物に圧されて高度成長期真っ只中の1972年に敢え無く閉山。
未だに垂れ流され続けてる鉱毒排水と言う負の遺産、福利厚生の一環として建てられた当時最新鋭(水洗トイレやヒーティングシステムを備えた)のアパートの廃墟を残すのみとなりました。
前者は岩手県の負担(中和設備稼働の為)となり、後者は廃墟マニアの定番スポットとなっています。
【雲上の楽園】と呼ばれた近代的な都市が築かれていたその面影も今はなし。
八幡平アスピーラインの道中にあります。
閉山から40数年経っているだけあって風化でかなり崩壊が進んでいます。今も絶賛崩壊中でかなり危険です。
しかしながら、屋上からグルリと一望できる風景は【絶景かな絶景かな】でした。
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