そもそも自動車が危険(バイクは論外)と言う結論
になるようです。
最近起こった痛ましい事故も【格安】だからとでは無く、単純に運が悪かったというか車に乗ったからとしか言い様が無いです。
1億走行キロあたりの死者数(出典)を見てみますと、
バス(乗合) | 0.92人 |
バス(貸切) | 1.42人 |
ハイヤー・タクシー | 0.72人 |
トラック | 1.16人 |
となっております。ちなみに自家用車は1.16人らしいです。概ね1億キロ走行したら1人死ぬという計算(車種や乗員を考慮してないのでかなり雑いですが)になるようです。自動2輪についてはデータが見つからなかったのですが、4輪に比べるとそれなりに跳ね上がると思われます。
移動距離から考えると、どのハコ(自家用車か、バスか、タクシーか、トラックか)を選択するかで大差は無さそうです。格安夜行バスの劣悪な労働環境が指摘されていますが、タクシーとかトラック、仕事上がって深夜に自家用車で移動もまあ似たり寄ったりですし。行政が締め上げようがあまり効果は無さそうです。(むしろ利便性でも雇用の面でもマイナス。)
そもそもとしてドライバーの質(運転技量やコンディション)よりもやはり総走行距離が事故の最たる要因である事が読み取れます。
この事から値段から安全性を推し量るのは至難の技だと言えます。素性の知れないバス会社から名のしれた(鉄道会社系列とか)に切り替えても、安全面に関しては誤差の範囲です。自家用車、タクシーも費用を考えると安全性のためにと言う観点からは選択肢には上がらなそう。
その他の移動手段について見てみますと(出典あちこち)
飛行機 | 0.04人 |
鉄道(新幹線) | 0人 |
鉄道(在来線) | 0.08人 |
との事。※こちらは単位が違って1億人キロ
死にたくなければ(自家用車か、タクシーかバス・・・格安かそうではないか関わらず)自動車には乗らず飛行機、鉄道に乗るのが手っ取り早いです。あとは費用だとか利便性(運行状況だとか時間)の問題ですね。
滅多に起きない(飛行機の)テロを恐れて、よりリスク(頻度)の高い交通事故で死んでしまったというお話。
2001年に起きたニューヨークのテロ事件以降、アメリカ国内では飛行機に乗らずに、自家用車で移動する人が増えて、その結果交通事故での死者が激増したそうです。
東洋経済新報社
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結局の所は【運】頼みであって、運が悪ければ車(2輪だろうが4輪だろうが)だろうが鉄道だろうが飛行機だろうが船だろうが自転車だろうが徒歩だろうが死ぬときは死ぬので、
予算とその効用(利便性、安全性)・・・費用対効果で個々人が最良な選択を目指すしか無い・・・リスクフリーな選択肢は有り得ないという事です。
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