やってますか?自己啓発とかLife hackとか。。。
最近はサロンなるものも流行ってるみたいで、皆さん好きなんですね。自己啓発とかLife hackとか。個人的には、自己啓発できてる人とかLife hackを日々実践出来てる人ってそれだけでも物凄いと思います。自分にはとてもじゃないけど真似できません。
自己啓発 → 結局の所生存バイアスなんでしょ?とか、斜めに構えてたり。
Life hack → 長続きしない(苦笑)
すみません。意識低くて。
ものすごーくイイ話とかしてるのは確かなんですが、再現性あんのかなー?とか、続かないよねーとか思ったり。
地から這い出る為のLife hack
巷に溢れている自己啓発とか、Life hackってどちらかと言いますと高み(成功)であるとかより良きを目指すものが多いのではないかと思いますが、本書はどちらかというと地から這い出るためのLife hackといった趣です。
発達障害と躁鬱で切羽詰まった人による、夥しい試行錯誤の成果が凝縮されています。巷の内容薄いハウツー本よりは、再現性や継続性は遥かに高いと思います。なんとかなりそう。
世間だけではなく自身の理解を得られづらいADHD/ASD、その他ココロの病気
最近はADHD(注意欠陥・多動障害)/ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)、躁うつ病、その他ココロの病気も認知されるようにはなったのですが、まだまだ理解がされているとは言えない状況です。
基本的には、○○は甘え、怠け、自己責任
なんですね。運動しろとか、早寝早起きしろとか、なんとかティーを飲むと良いとか毒にも薬にもならないアドバイスを受けられればまだマシな程度。悲しきかな世間。世知辛い。
世間を啓発?恐れ多いですね。
更に悲しいことは、世間だけではなく自分自身でも認められない・・・認めたくないと言うケースが多い事。
そんな苦しい中で、にっちもさっちも行かなくなって、セーフティネットにもかからぬまま病院あるいは警察のお世話になる。あるいは自殺するという不幸な話も。
実業や、芸術、スポーツの分野で大成功している人は、何かしらの発達障害であるとか性格障害(サイコパス)を抱えている事が多い。と言う話もあるわけですが、タダの人にとってのソレらはツライもの以外の何物でも無いし、極々一部の成功者を挙げられた所で所詮生存バイアスでしょ?って感じで何の救いにもならないです。悲しきかな。
本書は、世知辛い世の中でツライ障害を抱える人、限りなくボーダーに近い人がなんとかするためのノウハウが満載です。
(ただ、発達障害も程度や性向も人それぞれです。必ずしも上手くいくとは限らないし、上手く行かなかったとしても落ち込む必要は無いです。)
最強のLife hackは病院でキチンと【標準医療】を受けること。
巷に溢れる怪しい民間療法と比べると、夥しい数の試行錯誤を経てブラッシュアップされている標準医療にかかる。医者の指示通りの服薬をする。それに勝るLife hackは無いと思います。
反ワクチン()とか自然派()界隈を覗いてみると目眩がしますが、彼ら(彼女ら)もまたある種のビョーキ…障害持ちなのかも知れません。ビックリするのは、それなり以上の教育を受けて、それなり以上の所得を得ている層にもいる事です。十分以上の教育を受けて、十分以上の所得があるにも関わらず標準医療へのアクセスを頑なに拒んで命を落とす人は結構多いように思います。最たるはこの人。
講談社
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ただ標準医療を行う病院に行って(平日に!)、医者の指示通りにキチンと決められた量の薬を決められたタイミングで欠かさずに飲むのも結構ハードルが高いのかも?と考えますと、生きるって難しいなと思いました。
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