JNJ 170,19 +1,81 +1,07%より2016年2月分の分配金を頂きました。一口辺り0.75ドルでした。
分配金は再投資用の原資とします。
集団訴訟
最近の気になる話題としましてはタルク(滑石)を使用した製品であるベビーパウダーやシャワートゥシャワーに関わる集団訴訟ですね。
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被害者家族の弁護士と裁判記録によると、被害者家族には損賠賠償として1000万ドル、懲罰的損害賠償として6200万ドルの支払いが命じられた。
J&Jは消費者に対し数十年にわたり、タルクを使用した製品にはがんを引き起こす恐れがあることについて警告するのを怠ったとして訴えられている。同社を相手取った訴訟の数は同裁判所で約1000件に上り、このほか200件がニュージャージー州で起こされている。
汗疹や軽いただれに塗ると不快な症状が緩和されるので老若男女、赤ちゃんから相撲取りまで使われる事が多いのですが、女性のデリケートな部分に使用した場合に卵巣がん等の発生を疑われているようです。
粗悪な原料を用いるとアスベストが混入されている事もあるようで、その場合吸入すると有害なのは間違いないです。ただきちんと原材料を選定していれば防げるとの事で、今回のケースだとタルクそのものが疑われている模様。
そうなりますと
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も危ない?
いずれにしても経皮吸収は眉唾(経皮毒なんてインチキな商売でしょっちゅう触られるネタだし)かなあと思うのですが、
によりますと、タルク製品を多用している人に卵巣がんが多い傾向にあるようです。ただ、因果関係があるのかは今のところは分かっていないようです。
つまり、
- タルク製品のデリケートな部分への使用が卵巣がんを引き起こす。
- 卵巣がんを引き起こしやすい人がタルク製品を多用する。(逆の因果関係)
いずれも可能性があると言うことになります。(あくまで現状としては可能性があるというだけ。)
そんな中で(科学的な根拠はわきに置いて、)司法は前者であると判断してしまったわけです。あちこちで同様の訴訟が起きているようで、その結果によっては業績への影響が懸念されます。
グローバルに使用される製品を売る企業のリスク
ベビーパウダー等の消費財に限らず、耐久財についてもなのですがグローバルにシェアを持っている製品を売る企業にはこのようなリスクがつきものですね。規模の経済による利益という強さを持つ一方で、製品が訴訟の対象になりますと脆さを露呈する場面もあります。
タカタUnfortunately, we could not get stock quote TYO:7312 this time.のエアバック問題のような明らかにクロのケースだけではなくて、今回のようなグレーなケースでも業績に影を落とす事もあるのではないかと考えられます。
現状としては株価への影響は無いようなので、そこまで懸念する必要は無いかと思われますが気に留める必要はありますね。
最近の運用状況
MTD(月次)、QTD(四半期)、YTD(年初来)、Since Interce ption(開設来)を意味します。
月次 | 四半期 | 年次 | 開設来 | |
5.74% | 0.36% | 0.36% | -0.18% | |
TOPIX(日本株) | 4.71% | -12.13% | -12.13% | -17.07% |
VT(世界) | 7.13% | –0.27% | -0.27% | -6.03% |
保有口座 | 14.31% | -11.14% | -11.14% | -7.10% |
年初からかなりズタボロですね。TOPIXと張り合うようだとダメダメ。
素直にVT 93,16 +1,56 +1,70%買ったほうがマシ。
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