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ドルコスト平均法の効果 – ユーロ円

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ユーロ円EURJPY=X 120,14 -0,49 -0,41%ドルコスト平均法で投資した場合のパフォーマンスを検証してみました。具体的なイメージとしましては、毎月決まった日(給料日等)に一定額(円建て)で積み立てて金融商品や海外通販の購入資金とする。あるいは為替変動リスクをヘッジ(固定化)するといったところです。

条件

  • データはMetatrader(OANDA)のクォート

  • 期間 : 2002.6~2016.12

  • 価格 : 終値

  • 取引コスト、金利(≒インフレ率)は考慮せず。

期間内の最高値は168.371、最安値は96.109

最高値から最安値のディスカウントは凡そで40%。値幅にして約70円。

最高値を付けた10年前というのは、ユーロ圏の政治的・経済的な統合が持て囃されていたような気がしますが、それも今となっては昔です。

期間内の平均値は131.51

高いところ、安いところまでコツコツと機械的に積み立てていくと買い単価としては大体平均値に収束していきます。今のレートEURJPY=X 120,14 -0,49 -0,41%と比較すると・・・少なくとも2017.1月現在ではマイナスとなっていますね。リーマンショックであるとか、欧州危機、その他諸々のイベントを考慮すると、それなりなのかなあと思ったりします。

期待リターンは0.09%

過去データからしますとドル円と比較して若干のプラスとなりました。しかし、お金自体は何も生み出せませんので、期待リターンとしてはゼロ・サムゲームだと考えた方が良さそうです。やはりトレードで利益を出すのは至難の業です。

やはりキャッシュを生み出す対象(株式、債券、不動産)へ投資したほうがいいですね。

ただやはりギャンブルとしてみれば公営ギャンブルやパチンコ・パチスロよりは遥かに良心的です。

標準偏差は3.57%、月間の騰落率は最高で8.92%(2012年12月)、最低で-16.28%(2008年9月リーマンショック)

リターンのばらつき具合(標準偏差)は3.57%でした。事象が正規分布にフィットすると仮定すると、1標準偏差内に68.26%、2標準偏差内に95.44%が、3標準偏差内に99.73%が入るハズのですが、現実はと言いますと、思った以上にあり得ない・・・ブラック・スワンな事が頻繁に発生しています。(個人的な感覚としては3標準偏差以上の変動があると、ちょっと身震いしますね。)

ドル円と比較して若干リスクが高いのは流動性であるとか、度々起こる経済的・政治的なショックの影響だと思われます。

リーマンショックはやはりあり得ない事態だったようです。


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タイミングを見ての一括投資か?ドルコスト平均法か?

どちらが有利か(不利か)?というのはよく議論に挙がるようですが、個人的には有利ではないけど、便利ではある。ただ、便利さにはそれなりのコストがかかる。と言ったところです。

リスクを減らすのは時間を分散させるよりも、投資対象を分散したほうが遥かに効果的です。(何れにしろ、儲かった損したは結果論となりますが。)

以下のポイントの中でどれを重視するかは、人それぞれになるかと思われます。

ポイント
取引コスト 一般的に、一回の取引量が増えると取引にかかるコストは下がる。

→一括投資が有利

期待リターンがプラスかそうではないか ・期待リターンがプラス

機会利益の面で一括投資が有利

(機会損失の面でドルコスト平均が不利)

・ゼロサム・ゲーム

(取引コストを無視すれば)有利不利は無い

・マイナス・サムゲーム

ギャンブルなので、そもそもやらない方が良い。

心理面 ・一括投資

高値掴みで物凄く悔しい思いをする事がある。(逆に言えば安く仕込んで物凄くウハウハな思いをする事もある。)

・ドルコスト平均

機械的に積み立てるので一括投資と違い物凄く悔しい思いも、物凄くウハウハな思いもする事は無い。

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